■ADSからの提言




レクレーションダイビング、業務ダイビングいずれのダイバーにとっても、身体への障害や事故に
見舞われることのない「安心で安全なダイビング」が当然であり、基本的な共通の条件とADSは
認識しています。
魅力的な海を満喫するダイバー、各種の目的を目指す業務ダイバーの世界にも、まれにミスや
錯覚、認識不足などにより、安全であるはずのダイビングが危険と言うレッテルを貼られ、不幸な
ダイビングに変わることがあり、そのたびにダイビングの発展と普及を願う者として大変残念に思い提言します。

 ダイビング知識や認識の不足や勘違い、不安を感じたことがありませんか?
 何事もおきなかった過去の経験による過信はありませんか? 
 技量以上の海域の誘惑には負けて潜りに行っていまんか?

安全と危険の程度(安全レベル)を見極め「正しい判断と決断」は大切です。
安全レベルは個人単位で違があり、一定と考えられない変化するリスクです。
潜水計画は、潜水スキルや体調以外に、環境、目的、器材、管理者、バディー
の状況や能力についても見極め、ゆとりのある計画が重要です。
また、前回から日数が空いた人、中高年ダイバー、モチベーションが低下している時なども、
更なる注意と無理をしないことが大切です。
最近は海外ツアー中の日程をフルにダイビングし、帰宅後に減圧症が発症する状況も見られ、
回数と深さに疑問が残る計画やダイビングコンピューターを過信したと思える 状況を見るように
なりました。
ダイビングは一部で登山に似ています、場所の選定、最良の体調、不具合のない慣れた
器材、勇気ある撤退、十分な下調べ、信頼できるリーダー、これらを満たす潜水計画で
「安全なダイビングをいつまでも楽しむ」ことを推奨します。
ADSグループは、これからもダイバーの期待に応える支援協力と安全啓蒙活動を継続して
参ります。

 



2009年6月
会長 岡本 文孝




正しい認識とリスクマネージメントが「安心な楽しいダイビング」を約束します。

ADS 3つの信条